2026年10月28日(水)

「進級から半年」10月に見られる成長の節目。「できるようになったこと」を再発見するチェックポイント – 第8回 元保育士スタッフのひそひそばなし

みなさん、こんにちは!元保育士スタッフのFです。朝晩はすっかり肌寒くなり、すっかり秋めいてきましたね。🍂

さて、4月の進級や入園からあっという間に半年が経ちました。
毎日忙しく過ごしていると、「うちの子、ちゃんと成長できているのかな?」「まだまだ自分でできないことばかり…」と、目につく課題ばかりに気が向いてしまうことはありませんか?😢

周りの子と比べて焦ってしまったり、出来ないことに目がいって「また怒っちゃった…」と落ち込んでしまう日もありますよね。

でも実は、10月はお子さまにとって大きな「成長の節目」なんです!
春のころと比べると、大人が気づかないうちにできるようになっていることが、実はたくさん増えています。

そこで今回は、進級から半年が経った今だからこそ確かめたい「成長の再発見チェックポイント」と、子どもの伸びる力をしっかり認めてあげるコツを、現場でのエピソードを交えてお届けします。✨

🔍 半年の変化に気づく!成長の再発見チェックポイント

生活習慣・言葉・集団行動の3つの視点から、お子さまの姿を振り返ってみましょう。

①生活習慣:「自分でやろうとする力」の芽生え 👟

春先は着替えや靴の脱ぎ履き、手洗いなど、すべて大人の手助けが必要だったかもしれません。
今の時期は、「完璧にできるか」ではなく「自分でやろうとする姿勢が増えているか」が大切なポイントです。

🌸 保育現場でのほっこりエピソード

保育園でも4月には靴箱の前で自分でやりたくない、履けない、いやだと泣いていた子が、10月頃になると、靴を左右逆にはいて「できた!」と満面の笑みで見せてくれる子が増えてきます。
前後反対であっても自分の力で履いたというのは、まさに「自分でやりたい!」という意欲が育っている素晴らしい証拠です。

実は保育士も、おさんぽに向かうために大人数の子どもが靴を履こうとしている忙しい場面で左右逆にはいていると、心の中で「あぁ〜!逆だ〜!(笑)」と叫んでいます。
でも、そこですぐに「反対になっているよ、逆だよ」と伝えるのではなく、先生たちは目配せし合いながら、
「うん、自分で履こうとしてたんだね!すごいじゃん!」
「ここまで自分でやったの!?」
と、まずはやろうとした姿勢をしっかり認めて褒めるようにしています。

その上で「あれ?靴の向きどうなってるかな?もう一回できる?」と声をかけることで、子ども自身が間違いに気づき、「次もやってみよう!」と思えるチャンスが生まれるんですよ♪
(ほんとうに急いでいる時は、自分でやれたことを褒めた上で「今日はお手伝いしていい?」と聞くこともありますが…笑)

もう少し年齢の低いお子さまでしたら、たとえ上手くできなくても一言「手伝って」と言えたらそれも大きな成長です。
「手伝ってって言えたね!一緒にやってみようか」と声をかけてあげると、子どもは「次も頑張ろう!」とやる気を広げていきますよ。

②言葉とコミュニケーション:「気持ちを伝える力」の広がり 🗣️

春は泣いて訴えるだけだった子が、「これ!」「イヤ!」と単語で気持ちを伝えられるようになったり、理由を言葉にしようとする姿が、指をさすなど身振り手振りで伝えようとする姿がとても増えていきます。

「イヤ!」と否定ばかりされると大人はついイライラしてしまいますが、実は「イヤ」と言えるのは、周りの大人を信頼して安心して自分を出せている証拠でもあるのです。

🌸 担任していた0歳児クラスでの出来事

まだ言葉が話せない0歳児のお子さんでも、秋頃になると「あー!」と力強く指をさしたり、視線で「これが欲しい!」と強く訴えてくれるようになります。
言葉にならなくても、表情や行動で一生懸命伝えようとする姿は立派な成長。
「〇〇したかったんだね」と大人が気持ちをくみ取ってあげると、子どもは「伝わった!」と表情をやわらげてくれます。
お子さんの成長だけでなく、「気持ちに気づけた自分の成長」もぜひ褒めてあげてくださいね。

③集団行動と人間関係:「周りを感じる力」の発達 🤝

保育園等の集団の場でも変化が現れます。
春は自分の世界に没頭していた子が、お友達のやっていることに興味を示してじっと見つめたり、隣で同じ遊びを楽しんだり(並行遊び)できるようになります。

「交代」「順番を待つ」というルールが少しずつ分かってきたり、「お片付けだよ」という声かけに気づいて行動しようとするのも、周りの環境を認識できるようになった証拠です。

🌟 「できたこと」を大人がしっかり認めてあげる大切さ

日々の生活の中では、どうしても「早くしてほしい」という焦りから、できない部分に目が向きがちになりますよね。
しかし、子どもは大人から「見ていてもらえる安心感」と「認められる喜び」を感じることで、次のチャレンジへの自信を蓄えていきます。

完璧に完成したときだけでなく、

  • 👟 「一人で靴を履こうと頑張っていたね」
  • 💬 「『嫌だ』って言葉で教えてくれてありがとう」
  • 🤝 「お友達に『どうぞ』しようとしたの、見ていたよ」

と、結果だけでなく「過程」や「小さな変化」に目を向けてあげることが大切です。

上手くいかなかった時も、「何でできないの!」ではなく「どうしたらやりやすいかな?」と一緒に考えてあげることで、次への失敗を恐れない強い心が育ちます。
大人が「半年でこんなに大きくなったんだね」と成長を実感し、それを言葉にして伝えることで、お子さまの自己肯定感はぐんぐん育っていきますよ。🌱

🌸 最後に……

「まだまだできないことが多いな」と感じるときは、ぜひ入園・進級したばかりの4月の写真や思い出を振り返ってみてください。📸
「そういえば、あの頃は抱っこばかりだったな」「こんなに表情が頼もしくなったな」と、愛おしい成長の足跡がたくさん見つかるはずです。

特に10月、11月、12月は、運動会や発表会など人の前で何かを表現する機会も多い時期ですよね。
緊張してうまくできなかったり、失敗したり、負けてしまって悔しい思いをするお子さんも多いかもしれません。

先日、以前働いていた保育園の運動会を見に行く機会がありました。
かつては椅子取りゲームをするだけでも大慌てだった子どもたちが、年長さんになってリレーで勝ち負けを競い合っていたんです。
負けてしまったチームの子たちも、競技中はたくさんの応援の中で悔しい表情を浮かべながらも決して泣かず、最後までかっこよく退場していく姿に、胸が熱くなりとても感動しました。

人前に立って発表できたこと自体が本当にすごいこと。
負けて悔しい気持ちも共有しながら、一生懸命頑張った過程をたくさん褒めてあげてくださいね。
負けを知ることも大きな成長に繋がるので、その悔しい気持ちまで否定する必要はありません。

それは大人にとっても同じで、失敗しても大丈夫!完璧な親になる必要はありません。
今日できた小さな「できた!」を一緒に喜びながら、周りの力もたくさん借りて、秋の深まりとともに親子の絆を深めていけたら素敵ですね。

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